ここで、カジノフロアを少し離れて、レストランやショッピングで使う外貨についても考えてみたいと思います。
海外ではその便利さからクレジットカードに頼ることが多くなります。小銭が不要で、安全性も高く、現金やTCが面倒になると、いつのまにかカードオンリーという状態になるのも分かります。それでは、クレジットカードが最も良い選択なのでしょうか?
現地でのクレジットカード支払いは、帰国後に請求が来るわけですが、その内容について精査を行う人は少ないと思われます。済んでしまったものは仕方ないのですが、次回の旅行のために少し研究をしておくと、得をする面も多々あります。
一般のクレジットカードの場合、海外での利用は、各会社が適用する為替レート(仲値)に対して、以下のような事務処理コストを加算して請求がなされます。
| カードブランド
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事務処理コスト
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| VISA
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1.63 %
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| MasterCard
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1.63 %
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| JCB
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1.60 %
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| Diners
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1.30 %
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VISA、マスターなら、1ドルにつき2円ほどが利用者負担となっていることが分かります。これはFXで外貨を調達するコストに比べて、明らかに不利な取り引きですから、少しでもコストを抑える方策を考えましょう。
【1】 ドル決済カードで払う
シティカードの米ドル決済カードが有名です。海外利用分をシティバンクの米ドル預金からドル建てのまま支払うことができるので、為替手数料や事務手数料が一切かかりません。FXを活用して低コストで調達した米ドルを、そのままショッピングに使えるわけですから、非常に効率の良い使い方です。
ラウンジサービスや海外旅行保険などゴールカードとしての機能も備えています。但し、海外での利用に限定されたカードのため、年会費105ドルが無駄にならないように気をつけましょう。毎年アメリカへ旅行する人や、海外通販でドル建ての買い物をする人は、ぜひ持っておきたいカードです。
【2】 現金で払う
手元に米ドルを残す必要がなければ、現金で支払いをすることが最善手となることは往々にしてあります。例えば、帰国時のホテル代をカードで決済せず、現金で支払ってくればあとで請求が来ることはありませんし、為替レートも関係ありません。
現金を使うか、残しておくかの選択は、これからの旅行プランによっても変わってくるでしょう。本稿でも何度か述べている通り、米ドル現金を国内の銀行口座から出し入れするコストは非常に高くつきます。かといって、たんす預金にしてしまうと利息はゼロです。従って、手元の現金やTCは極力少なくしておくのが基本スタンスといえます。また、その時点での為替レートも見ながら有利な道を選択すべきでしょう。
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持ち帰った外貨をどうする?
日本円に換金したい場合もFXが利用できます。外貨→円の両替は「現渡し」という機能を使います。
米ドルのまま保持したい場合は、たんす預金として手元に置くか、銀行へ外貨預金として預けるかの選択になります。現金取扱手数料がかかりますが、ある程度の利息が期待できる米ドルは、できるなら預金の形にしておきたいところです。
シティバンクの場合は、6ヶ月以上の米ドル定期で預けるなら手数料は無料になります。また、三井住友銀行に1万ドル以上の外貨預金があれば、米ドル現金を預ける手数料は無料になります。地方都市ではこのサービスは非常に使い勝手が良いので、シティバンクが近くにない人は三井住友銀行との取り引きを検討しても良いでしょう。 |
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ここで、外貨両替の研究は一旦終了です。
「両替コストは高いけど仕方ない」という固定観念を捨て去り、FXという新たな武器を手にすればカジノ資金の調達はとても安定感を増します。
カジノゲームにおいて1%のアドバンテージを巡って戦いを繰り広げている一方で、両替屋さんに対して全く無防備なのは、あまりにバランスがよくありません。また、外貨に接する機会が多くなればなるほど、市場の様子も分かってくるはずです。その知識を自己資金の管理や運用に活かさない手はありません。
内外の金利差から得られる利益は、当然、自分の持つ外貨資産にも反映されるべきです。そのためには、カジノ資金=遊興費という考えを捨て、自身のバンクロールをより安定的に増やす努力が大切です。それは、ラスベガスという街と長く付き合っていくために、ゲーミングと同じくらい重要な研究課題といえます。
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