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ブラックジャックで自分の手が良い時はインシュランスすべき?

NOです

「自分の手がブラックジャックか20のときのみ、インシュランスをしよう!」といったガイドブックの記述をよくみかけますが、これは全くの誤りで、結論から言うと、インシュランスはやるだけ無駄なカジノの罠です。

インシュランスは、実は自分の手札とは関係のないサイドベット、すなわち、全く別のゲームをそこで始めるかどうかを選択する賭けなのです。そして、その賭けは確率的にプレーヤーに不利な条件になっているからやめたほうがいい、というわけです。同様に、自分の手がブラックジャックのときのイーブンマネー(後述)も不利な選択となります。

インシュランスは、プレーヤーが自分の手を見たあとに決断を要求されるため、同じゲームの中に組み込まれているような錯覚に陥ります。しかし、よく考えてみると、要はディーラーのもう1枚のカードが何であるか、それは単なる確率です。10または絵札である確率は「13種のカードのうち4枚」であり、それに当たった時の配当「2対1」が見合っていないので「避けるべき賭け」というわけです。

一番大事なのは「インシュランス(保険)」という単語に惑わされないことですね。
インシュランスとは?
せっかくなので、インシュランスについて説明しておきましょう。

大人気のゲームであるブラックジャックにおいて、ディーラーのアップカード(見せ札)がAであるときには、ディーラーは"Insurance(インシュランス)?"と聞いてきます。

これは、ディーラーがブラックジャックになっていることに対して賭けを行なうサイドベットで、トライするなら前方の「INSURANCE PAYS 2 TO 1」(上の写真)と書いてあるエリアにチップを追加します。元の賭金が20ドルならインシュランスはその半分の10ドルまで許されます。

ディーラーのもう1枚のカードが「10または絵札」であればブラックジャック成立ですから、その賭けには勝つことになります。配当は「2対1」で、もし10ドル賭けていれば20ドルの配当があります。従って、インシュランスを行って的中した場合、元の賭金20ドルは相手がブラックジャックですから取られてしまいますが、インシュランスベットが的中した20ドルを貰って丁度差し引き0となり、全体としては損得無しになるという、少々ややこしいシュチュエーションです。実際にはすぐに慣れますのでご安心を。

こんなケースも考えられます。ディーラーのアップカードが「A」で、自分もブラックジャックが出来ている場合。このときにインシュランスをすると、相手のブラックジャックの有無に関わらず、ちょうど元の賭金と同額の勝ちとなります。いわゆる「1対1」の配当です。

なぜなら、もし相手がブラックジャックであれば、元の賭けは引き分け、インシュランスは的中なので、全体として元の賭金と同額の勝ちになりますね。一方、相手がブラックジャックでなければ、自分のブラックジャックには1.5倍の配当がつきますが、インシュランスは無駄になるので、こちらも元の賭金と同額の勝ちとなります。結局、どう転ぼうとも同じ結果になるため、即座に「1対1」の配当が支払われるわけです。これをイーブンマネー(even money)と呼ぶことがあります。

なお、インシュランスはイーブンマネーのケースでもそうでなくても、常に率の悪い賭けであることは覚えておきましょう。
インシュランス応用編(ちょっとしたチームプレー)
これまで「インシュランスはやるだけ無駄」と、くどいくらい書いてきましたが、実は、ごくわずかですが例外があります。それは、シングルデッキのブラックジャックにおいて、2人ないし3人のプレーヤーの最初に配られた2枚のカードに「1枚も10または絵札が入っていない場合」です。このときに限っては迷わずインシュランスをしましょう。理由は、10と絵札が隠れている確率が高くなり、早い話、プレーヤーにとって分の良い賭けになっているからです。

シングルデッキ・ブラックジャックの場合、通常、カードは裏向きで配られるので、他人のカードはわからないのですが、友人あるいは夫婦が並んでプレーするときには、お互いにカードを見せ合って簡単なアドバイスをしても問題はありません。他人でも、このあたりのことをよく知っているプレーヤーは、「ちらっ」と見せ合ったりしてくれます。

但し、これはプロ戦術の初歩とも言えるテクニックなので、カジノを不必要に刺激しないよう、さりげなく行うことが大切です。